必要な能力と魅力

デイサービスの仕事は、介護業界の中でも花形の仕事と言われている。特別養護老人ホーム等の施設では、要介護度が高い高齢者が多い事もあって施設内の雰囲気は少し落ち着いた感じなのに対し、デイサービスの仕事は体の元気な高齢者の利用が多いので明るい雰囲気だからである。だから、高齢者のオムツ交換等の、介護をバリバリしたいという人ではなく、高齢者と沢山お話をして楽しく仕事をしたいという人にデイサービスの仕事は向いている。ちなみに、特別養護老人ホームで行うような大変な介護が少なめであるので、腰痛を持っている人や、介護系の資格を取得したばかりの人でも現場で働きやすいという魅力もあるのだ。デイサービスは他の施設とはまた違った仕事なのである。

また、その仕事上で求められる能力として、コミュニケーション能力がかなり重要になってくる。例えば、高齢者がデイサービスで退屈をしないように会話で盛り上げたり、レクリエーションの時にうまく高齢者のやり方を伝えたりする能力が重要だ。さらには、普段利用していない高齢者がデイサービスにやってきた時にも、周りの高齢者と仲良くなれるような気配りも出来るといいだろう。

コミュニケーションの他には、段取りよく仕事をこなせる能力もあるといい。デイサービスの仕事は9時に高齢者のお出迎え、12時には昼食、15時にはおやつタイムという具合に時間で行うことが決まってくるので段取りよく業務をこなして間延びしないようにする必要があるのだ。中でも、レクリエーションは準備不足では、間延びして後々支障が出てくることもあるので、事前の準備などを怠らず仕事をしていくといいです。