デイサービスの業務や働くメリット

通所介護は一般的にデイサービスと言われ、施設の利用定員は19名で、利用出来るのは要介護認定を受けた人だ。介護職員は朝に利用者を自宅まで迎えに行き、夕方まで施設で過ごした後、また自宅まで送る。施設では日常生活の支援として食事や入浴を、さらに生活機能を向上させるために機能訓練などを行っている。基本的に日帰りだが、施設によっては事情に応じて宿泊サービスを提供している。デイサービスで過ごすことで、自宅にこもりがちな利用者を社会から孤立させないだけでなく、身体機能も衰えさせずに済む。また、家族と同居している場合は、家族の介護負担を軽減させることも出来るのだ。

もちろん家族にとって利用者は大切な存在だろうが、小まめに注意を払って過ごさなければいけない状況だとしたら、デイサービスの時間は大変ありがたい時間となるだろう。特に、入浴介助を行うのは容易ではないため、デイサービスの利用目的が入浴という人も珍しくない。そのため、デイサービスの介護職員が、利用者の家族から感謝されることは少なくない。利用者のみならず家族の役に立っていることが実感出来たときに、仕事のやりがいを感じる職員は多いと言われる。

加えて、デイサービスは基本的に日勤のみというのが、働く上でのメリットである。規則的な生活が送れ、なおかつ土日休みという施設が少なくないため、プライベートの時間も充実させられるだろう。ただ、入浴介助やトイレ誘導などの機会が多いので、働くなら体力は付けておく必要がある。その他にも、デイサービスで欠かせないレクリエーションの内容は、職員が持ち回りで企画することが多いため、発案する力を付けることが出来るだろう。